今回は美容師というよりヘアメイクとしてのお話しをします。
少しテイストを変えて色んな事に応用が効く『効果』のお話。
この『効果』は眉などのメイクはもちろん美容師的には『カット』でもとても役立ちます。
但し、カットにおいては"男性"に限ってとなります。
お話に入るにあたり、眉からの説明は女性だと"素"の状態がなかなか見れないので男性のご協力を得てご説明させて頂きます。
それでは早速したの写真をご覧下さい。
この写真をみて"キリッ"と感じますか?
どこか"ボヤッ"と感じませんか?
それでは次にカット後をご覧ください。
こちらは"キリッ"と感じませんか?
なぜ?
もちろん『カットしたから』と言われても間違いありません。
では何をどうカットすれば"キリッ"となるのでしょう?
なぜ『キリッ』と感が出たんでしょう?
これについて頭が理解すると応用もききますし、手が勝手動いてくれるという事でしっかり理解してください。
まず大事な事は
『点』と『線』
の仕組みを知る事。
分かりやすいところで言えば
『ドット』のイラストだと分かりやすいかもしれません。
例にドットイラストをご覧下さい。
こちらは規則正しく並んでいるので綺麗なグラデーションにみえますよね。
ではこちらのドットはいかがでしょうか?
ランダムに散らかっていて綺麗には感じないですよね?
ではこの様に点を規則正しく『強弱』をつけるとどうすか?
『線』が見えませんか?
※見えない方は少し離して見てください。
これが『効果』です。
ドットを眉、つまりは毛根と捉えて考えればハッキリとした眉を表現するには何をすれば、どのドット絵を参考にすれば良いのかなど解りやすいですよね?
つまり人『眉』や『髪』は"点"である事を理解するんです。
眉をカットする時は毛根を揃えると真っ直ぐな"線"が現れて"キリッ"とが表現出来るんですよね。
逆に"フワッ"と優しい眉を作りたいときはあまり毛根を揃えない様にカットするとフワッとできる事を憶えておいて下さい。
ただ綺麗にカットすれば良いというわけではないんです。
"キリッ"と見せる事はつまりは強く線が見えるので相手に与える印象は
・強い
・怖い
・意思がある
などメリットともデメリットとも捉えられる様な印象を持つこととなります。
アブウーノではよくお話に出てくる事ですが、
可愛い = 丸い
カッコいい = 直線
つまり
優しさ可愛いらしさなど女性的な表現をするには
『円』 丸みを与える。
《例》 ボブ 、 丸いチーク
逆に
大人っぽさ、意志の強さ、カッコよさを表現するには
『線』 直線を感じさせる
《例》 ロング 、 アイライン (目尻)
なんとなくイメージできましたでしょうか?
この知識を使った技術がメンズカットでも"刈り上げ"部分で多く使われます。
いかがでしょうか?
1枚目は下が、2枚目は右の方が線を意識出来るのでより男性的とは思いませんか?
外国の方などはこの『生え際』にラインを乗せる、もしくはボディカラーで塗って色を濃くしたりと、より男性的な表現になってますね。
この様に『点』と『線』は様々な所で知らず知らずのうちに意識されています。
これから自身で眉カットされる事があればこの辺りを意識してカットすると綺麗な
"大人眉"
または
"幼眉"
を作れて色々楽しめそうですね。
実は眉を描くときもこの辺りからの応用で綺麗な眉が描けるんです。
あとは前髪もこの理論が使えるんですよ。
この辺りについて"秘密"も多いのでまたの機会にでも…
興味が出た方は是非ご来店の際なんでもお聞きください。
美容を理解して、正しく楽しみましょう。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
AB UNO
http://ab-uno.com/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
住所:東京都渋谷区神宮前4-23-6 Perry house2
TEL:03-3478-7010
----------------------------------------
*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*…*
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆