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【ヘアカラーの本質】

■2019/02/05 【ヘアカラーの本質】





現在ヘアカラーをしたことがない方は殆どいないかもしれません。

髪を染める事は個々を表現するファッションアイテムの1つともなって実に楽しめるバリエーションが生まれましたよね。

メッシュ、ウィービング、ポイント、ツートーン、最近まではバレイヤージュなどなどその表現技法は様々です。

季節やファッションに合わせてカラーも変化させ個性を存分に表現する。
こんな時代だからこそこの『技術』は進歩を続け薬剤が開発され、今なおその進化は止まりません。
(付いていくのが必死です)

その中でも僕自身が好きなのはグレイカラー。
俗に言う『白髪染め』ですね。

昔はメニューとして分けられて別料金だったり、別メニューとしていることが多かったと思いますが、最近では『ヘアカラー』のメニューと一緒にされている事も多いですね。これはとても良い事だと思います。
昔から僕自身分けられている事に疑問がありました。
でもそのおかげで『何故分けられてる?』という事から『カラー』というものを独自で勉強し、理解を深める結果となりました。

そして「ファッションカラー」と「グレイカラー」を分ける事は薬剤の性質が違う物を使うか、余程の事がない限り必要では無いと思います。

しかしここで『カラーの本質』について少しお話ししようと思います。


『カラーと髪の関係』で昔はこんな事が言われていました。

「髪のカラーに対する生涯耐久度は2回まで」

え?ってなりますよね。当然カラーをされている方は2回以上カラーをしている方が殆どでしょう。

この言葉の意味にはどこまでの話?となると細かいのですが、つまりは髪の耐久値というのはそこまで待たないし、髪質によっても変わってきます。

カラーで怖いのはその成分にあたる『アレルゲン物質』

カラーをして被れたり、頭皮がピリピリするといった症状を経験した方は少なくないはずです。
それはこの物質が主な原因の1つとなっています。

これにより通常のカラーを断念した方もいらっしゃるはずです。

これはカラーだけに言えることではなくパーマなどもこれにあたりますね。

もちろんそんな方々にも対応すべく美容師側も様々な対処法を考え対応にあたっていることでしょう。

・薬剤を見直す
・塗り方を見直す
・頭皮をカヴァーする

いくつかの悩みはこれにより解決されるとは思いますが、完全に頭皮が炎症を起こす方など根本的考え直す必要があると思います。

頭皮とは日によっても、体調によってもその反応は変わります。ですから自分は大丈夫ではなく常に意識を持つ事もまた大切なんだと思います。
当然美容師側はお客様の状況を判断する事は必須だと思います。

カラーはオシャレを楽しむためのマストアイテムとなっています。

カラーをしないと言う事はそのファッションでさえ変えてしまうほどの影響力もあるのではないでしょうか?

ですから『ヘアカラー』という技術は当然のように美容師側は理解を深めてお客様の願いに応える手引きをしなくてはならないと思います。

それは『ケア』の手引きです。

それは「トリートメント」ということだけではなく「カラー剤の調節」という事もまた大切なんだと思います。

カラーは基本『減法混色』で表現する世界。
簡単に言うと「絵の具」のようなものです。
基本色から比率を変え様々な色相を出しています。

僕自身のアシスタント時代の例をざっくりと挙げると

先輩スタイリストから
「ブラウンとアッシュとグリーンを3:1:1で混ぜて」
など指示を受けていました。

結局何色?となる事が多いし、ローラーボール(加温器)を回してとなどの指示も受けました。
これに関しては今でも時折耳にしますが・・


これは全てのカラーの色相、色素を壊す結果になるのです。

なので、この様な指示があった時のお客様の仕上がりを見ていつも思う事が
全員「オレンジブラウン」
にしか見えない。
凄く疑問でした。

僕が色弱なのか?

とさえ思い疑うことになり事実を確認するかの様に独自に勉強し、目がダメなら頭で見よう!となぜか思い(笑)
色彩検定の国家試験まで取りました。

このような様々な経験から僕自身ヘアカラーの見直しをへて考えたのが『簡略化』でした。

つまりダメージの無駄の排除をするようになりました。

カラー剤は元々かく企業が美容師の事を考え作られている事が多いのです。
よく見ると新色発売とありますがそれも元々ある薬剤の比率変え調合の手間を省いてくれていることに他なりません。
なので美容師側殆ど調合で個性を出しすぎなくて良いはずなんですよね。

少し話が逸れますが…まだまだ語り尽くせませんがまたいつかの機会にこのあたりは語りたいと思います。


今回のお話の『ヘアカラーの本質』を考えるにあたりアブウーノではお客様に合わせて薬剤を最短距離の選択。
つまりダメージを最も少なくお客様のご希望のお色に仕上がるように選択させて頂いております。

またお客様の前述の術後経過をお聞きし、対応を重ねております。
頭皮においては専用のケアをし、よりストレスのない環境作りをしております。

ヘアカラーは確かに『痛み』と『傷み』その両方から守る必要があると言えます。

ですのでお客様においては
『心から信頼できる美容師』に出会う事がヘアカラーのストレスから守る手段だと思います。
アブウーノはそのようなお店で在りたいと願います。

また次回もよろしくお願いいたします。



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