■2019/07/02 【日々のケアがダメージを与えている！？】

突然ですが、皆様は日々ケアをしているつもりが逆にダメージを与えている行為があります。
それはなんでしょう？　　

冒頭から過激なご質問申し訳ありません。

しかし日々のケアが皆様の髪や身体へ悪影響を与えている可能性がある事をお伝えしておこうと思いました。

というのもアブウーノではお客様の殆どがおすすめの商品などを使っていただいてはおりますが、出張先や使用中のシャンプーが切れてしまい繋ぎで他のシャンプーをお使いになられた方や新規のお客様などから

『髪がゴワついた』
『広がった』
『ケアはマメにしてるのに解消されない』

などなど度々耳にしました。

この感覚、実はあながち間違えではないのです。
むしろアブウーノでおすすめしているシャンプーをお使いの方ならその違いは顕著に感じ取れてしまいます。

そしてその原因の１つが
『タンパク質の変性』だと言われております。
過度な洗浄力や溶剤により髪やお肌が＂硬化＂している恐れがあるからなのです。

タンパク質の変性？？

タンパク質変性
: 加熱やpHの変化、タンパク質の高次構造が不可逆的な変化を起こして活性を失ったり不溶性になったりする現象。
安定性を失った状態をさす。

タンパク質の変成には様々なものがあります。
『熱変性』『圧力変性』『溶質変性』
『PH変性』『界面変性』…etc

凄く難しいですよね…

わかりやすく例をとると

美容界で言うところの
『熱変性』ですね。

つまり『ブロー』や『アイロン』など過度の使用によりタンパク質が変化してしまう状態です。

これを更にわかりやすく例えられるのが

"目玉焼き"

そう『卵』で目玉焼きを作ることですね。

卵の卵白はタンパク質です。

因みに卵白はビタミンBを多く含み代謝にも良いし、セレンという物質が抗酸化作用に効果あるとか…
卵黄も高く質のいいタンパク質です。
２つはなるべく分けずに一緒に食べる方が身体にとても良いんですよ…

話を戻します…（笑）

その白身は熱を加える事により白く固まりますよね。
そして二度と透明なとろみのある液体には戻りません。
これが『タンパク質の熱変性』という事です。
髪もダメージを負えば二度と戻らないと言われているのはこの辺りがリンクしているのかもしれません。

この話を進めるにあたり知っておいて頂かないといけないのが下記の情報。

【髪の構成】
水 ＝ 11〜13%

ケラチンタンパク質 ＝ 80%

脂質やメラニン ＝1〜10%





【人体の構成】
水 ＝ 60〜70%

タンパク質 ＝ 20%

その他 (脂質、鉱物質、炭水化物など)
= 10〜20%




見ての通り人はタンパク質でできている事がお解りですよね。

特に＂髪＂なんてその殆どがタンパク質。
そして水分。
皆様のお悩みにある事をよく思い出してください。
『乾燥』『広がり』『纏まり』『硬い』
…etc

つまり原因の殆どがこの２つの変性にあるようにさえ感じないでしょうか？



今回はそんな『タンパク質変性』をより解りやすくする為にまたまた実験をしてしまいました。



髪のタンパク質を『卵の白身』に置き換えて実験です。
まずは白身と黄身を分けて、白身だけを使い髪のタンパク質として表現します。







それぞれ３つに分けて今流行っているシャンプー剤を2社とAbunoのおすすめシャンプーを用意いたしました。







このシャンプー剤をそれぞれ白身(タンパク質)へ混ぜ合わせます。













メチャクチャかき混ぜます。(必死です)





少し時間をおいて確認しましょう。

するとどうでしょう？
明白な変化がみれないでしょうか？








③は変化なし。
タンパク質に完全に馴染んで何も起こりません。
溶解性が高く負担が少ない事が見て取れます。






②番においては下に白い卵のような物が沈んできました。
これはタンパク質が変性を起こした『タンパク質が硬化』した状態ですね。
その安定性を失い固まったものです。
髪や肌にも同様な事が起きる可能性は十分にあり、髪などからパサついたり広がったりする要因となります。







最後に
①番においてはまず言いたいのが＂白く濁る＂




これはわざわざ界面活性剤に色を付けています。もちろんタール系色素でした。その怖さは言わずもがな。過去にブログでも書いておりますが肌や髪に良いわけありません。


ではなぜ白く色をつけるか？
それは簡単。
『イメージが良いから』
調査された所多くの女性がこの＂少し光沢のあるシルクのようなクリーム状＂にした物を好まれるそうです。イメージ的に高級感や滑らかで『髪や肌が綺麗になる』というイメージ戦略ですね。…怖いです（笑）





昔開発営業の方とお話しする機会がありました。
その時にこんな会話をしました。

開発担当 : 「この商品凄く良いですよ〜！」

Ab uno : 「でも実際のところ肌にはよくはないですよね？」

開発担当 : 「厳密に言うとそうですね。」


Ab uno : 「では何故造るんですか？」


開発担当 : 「売れるからです！」


Ab uno : 「… … …。」


もう一度言おう！

『みんなが使っていて売れているからといって安心はあっても安全ではない』


そして
①も②気になるのが＂匂い＂つまり香料でした。

一言で言うともはや＂臭い＂。

数日間放置しておいても臭いが取れませんでした。
こんなにも残る香料が言わずもがな良いわけはない。
因みに洗っても取れませんでした（笑）




最後にこのような結果を見てどう捉えるかはその人次第です。

もちろん全否定している訳ではございません。
匂いはいい方が良いし、イメージは大切！

でも一方で本気で肌や髪質の悩みを抱えている方がいらっしゃるのも事実。
そのお悩みがなかなか緩和されないのであれば是非この記事を大切になさって下さい。

今の世の中、情報は誰もが選択できる時代。

多数派をとるかこだわり派を取るかも自身の選択です。

悩みが解決を見せないなら根本から考え直しましょう。


本気でお肌や髪に悩みのある全ての方に、少しでもお役に立てれることを願います。




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AB UNO
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